データ型とは、変数や値がどのような種類のデータを表しているかを定義する方法であり、プログラムやデータベースがそのデータに対して適切な操作を行うことができるようにするためのルールの1つです。
プログラミングやデータベースなどのデータ処理における「データ型」は非常に重要な概念の1つ。
このページではIT初心者向けに、データ型とは何か?データ型が無いとどうなるか?を1からわかりやすく図解付きで解説します。
プログラミングを始めとするITの世界では、知らないと恥ずかしい基本中の基本知識の1つです。初めての方でも1分ほどで理解できる内容なので、是非最後までご覧ください。
データ型とは?
データ型とは、変数や値がどのような種類のデータを表しているかを定義するためのもので、データの形式や範囲・許容される値などを決定します。
例えば、日付型のデータ型を持つ変数やテーブルのカラムには、日付型以外のデータを格納することはできません。
このように、データ型はデータの形式(許容される値)を定義することでシステム全体のデータを綺麗に整理する役割を担っています。
一般的な「データ型」の種類には以下のようなものが存在します。
プログラミングのデータ型 / データベースのデータ型
プログラミングにおけるデータ型とデータベースにおけるデータ型は、基本的な概念は同じですが、ちょっとだけ深堀すると細かい違いがあります。
プログラミングの世界における "データ型" は、変数や値がどのような種類のデータを表しているかを定義する方法であり、メモリ上での変数のサイズや演算方法などを決定するために使い分けられます。
一方でデータベースにおけるデータ型は、データベース内で格納されるデータの種類を定義する方法であり、データの形式や範囲、許容される値などを決定します。
また、プログラミング言語によってデータ型の種類や振る舞いが異なることがありますが、データベースのデータ型は一般的にSQL(Structured Query Language)によって標準化されているという点もポイントの1つ。
したがって、プログラミングにおけるデータ型とデータベースにおけるデータ型は、似ているが異なる概念であり、それぞれの文脈に合わせて適切に選択する必要があります。
もしもデータ型が存在しなかったら・・・
もしもデータ型が存在しなかった場合、プログラミングやデータベースなどのデータ処理が非常に複雑でエラーが多発することになります。
整数型のデータには加算や減算などの数値演算が可能ですが、文字列型のデータには文字列結合などの文字列操作が可能です。
もしもデータ型がこの世に存在しない場合、プログラムは正しい演算子や関数を適用できなくなります。
同様に、データベースにおいても、データ型がない場合正しい範囲や精度でデータを格納することができず、検索やソートなどの操作が正確に行えなくなる可能性があります。
さらに、データ型は、データの範囲や精度、許容される値などを制限することができるため、データの正確性やセキュリティにも関係しています。
データ型がない場合、不正な値が許容されることになり、データの正確性やセキュリティに悪影響を与える可能性があります。
したがって、データ型はプログラミングやデータベースなどのデータ処理にとって、非常に重要な概念なのです。
データ型が存在しなければ正確なデータの処理が困難になる点を理解できたのではないでしょうか。
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