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【図解】サブネットマスクとは?初心者向けに分かりやすく3分で解説

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サブネットマスクとは、IPアドレスのネットワーク部とホスト部を区別する値のことです。

このページでは、サブネットマスクって何?IPアドレスのネットワーク部?ホスト部?という初心者の方向けに初歩の初歩から分かりやすく図解付きで解説します。

このページで学べる内容
  • サブネットマスクとは?
    • 【復習】IPアドレス:ネットワーク部とホスト部
  • サブネットマスクの表記方法

ネットワークエンジニアを目指す方はもちろん、それ以外の方も知らないと恥ずかしいITの基本知識です。是非最後までご覧ください。

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サブネットマスクとは?

サブネットマスクは、IPアドレスのネットワーク部とホスト部を区別する識別子のこと。

まずは、この意味を理解できるようIPアドレスの「ネットワーク部」と「ホスト部」の意味から簡単にご説明します。

IPアドレス:ネットワーク部 vs ホスト部

IPアドレス(Internet Protocol Address)はインターネットの世界における住所を表します。

現実世界では、今住んでいる場所に応じて全員がそれぞれの「住所」を持っています。これと同じように、インターネットに接続する全てのコンピュータ(実はあなたのスマートフォンにも)はIPアドレスが割り当てられています。

IPアドレスとは

そして、このコンピュータの住所を表すIPアドレスは、ネットワーク部(ネットワークアドレス部)とホスト部(ホストアドレス部)に分けられます。

IPアドレスとは

現実の世界で例えると、ネットワーク部は「東京都」や「北海道」といった地域を表すのに対して、ホスト部は「個々の家」を表すようなイメージです。

IPアドレスとは

実際には、ネットワークは会社内の部署とかオフィスごとに設定され、そこにある個々のコンピュータやタブレットなどがホストとなります。

IPアドレスのおさらい
  • IPアドレスは現実世界における住所のようなもの
  • IPアドレスはどのネットワークに属するか?を表す「ネットワーク部」と個々のコンピュータを一意に特定する「ホスト部」で成立する
IPアドレスの表記方法

IPアドレスは以下のような3桁ごとに区切られた12桁の数字で表記されます。

IPアドレス 表記方法

この数字は元は32桁の二進数をより人間にとって理解しやすいように書き換えたものにすぎません。IPアドレスといっても元々はただの二進数。

IPアドレス 二進数 変換

32桁の1か0の羅列を見せられても、何が何だか分かりませんよね?

そのため、IPアドレスは人間にとって分かりやすい10進数に直して表現されています。

サブネットマスクを分かりやすく

先ほど、IPアドレスのネットワーク部とホスト部を一目で分かるように色付けして説明しました。

サブネットマスクとは

ただし、もしこのように色付けされていなかったら、どこからどこまでがネットワーク部で、どこからどこまでがホスト部であるか?はどうやって判別すればよいでしょう。

あらかじめ最初の6桁がネットワーク部だよ!という決まりがあれば別ですが、実際はネットワーク部とホスト部の長さは可変であり、そのような判別を行うことができません。

同じIPアドレスに見えてもネットワーク部とホスト部が異なる可能性があるということです。

サブネットマスクとは

これではIPアドレスを見ただけではネットワークアドレスを特定することができません。

そこで登場するのがサブネットマスクです。サブネットマスクは、ネットワーク部とホスト部を識別するための仕組みなのです。

ここからは具体的にサブネットマスクがどのように表記されるか?を見ていきながら、よりイメージを深めていきましょう。

サブネットマスクの表記方法

サブネットマスクはIPアドレスのネットワーク部を「1」ホスト部を「0」で表す32桁の数字で表記します。

例えば以下のようなネットワーク部とホスト部を持つIPアドレスを考えます。前半6桁がネットワーク部、後半6桁がホスト部のIPアドレスです。

サブネットマスクとは

これを二進数表記に直す以下のようになります。

二進数表記の前半16桁がネットワーク部を表します。

さて、この場合サブネットマスクがどうなるかを考えてみましょう。サブネットマスクは下記の通りで表記します。

サブネットマスクはIPアドレスのネットワーク部を「1」ホスト部を「0」で表す32桁の数字で表記します。

したがって、IPアドレス「172.217.24.131」のサブネットマスクは以下の通りになります。

サブネットマスクとは

IPアドレスの前半16桁がネットワーク部を表すため、サブネットマスクは前半16桁がすべて「1」に、それ以外はすべて「0」で表記されます。

そして、サブネットマスクもIPアドレスと同様に十進数表記に直してあげます。これでサブネットマスクの値を求めることが可能になります。

最終的にIPアドレス「172.217.24.131」は以下のような形で表現されます。

  • IPアドレス:172.217.24.131
  • サブネットマスク:255.255.0.0

ちょっと難しいな・・・という方はまずは「1」の部分がネットワーク部を表すんだな!と理解できればOKです。

もう1つの表記方法:プレフィックス/CIDR表記

基本的にIPアドレス単体ではネットワーク部とホスト部の区別がつかないため、IPアドレスとサブネットマスクはセットで表記されます。

  • IPアドレス:172.217.24.131
  • サブネットマスク:255.255.0.0

ですが毎回サブネットマスクをすべて記載するのは面倒なのでこれをさらに簡易的に表記する方法もあります。(この表記方法を「プレフィックス」「CIDR表記」と呼んだりします。)

  • IPアドレス:172.217.24.131 /16

プレフィックスの場合は、ネットワークアドレスが先頭から何行目までなのか?を「/」の後ろにつけて記載します。

サブネットマスクはIPアドレスと同じ32桁の二進数で表記され、ネットワーク部を「1」、ホスト部を「0」として表現する。

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