「エンジニアになってフルリモートで好きな時に好きなだけ働きたい!」
「未経験からエンジニアに転職して給料UPを目指したい!」
「フリーランスのエンジニアになりたい!」
「だけど、実際どうすれば良いの?具体的にどうすれば転職できる?」という疑問にエンジニア歴10年越えの筆者が徒然なるままに「ちょっとだけ熱く」語ります。
結論から先に言ってしまうと、未経験でエンジニア(プログラマー)に転職するのは実はかなり難しいので軽い気持ちで転職しようとすると基本的には失敗します。
また仮に転職できたとしても、今以上のお金を稼ぐのは至難の技。フリーランスとしていつでもフルリモートで好きな時に働くエンジニアになるのはスーパーレアです。
ですが、不可能ではありません。
このページでは以上の厳しい現実を踏まえ、現実的にどうすればエンジニア転職を成功させることができるのか?そもそも本当にエンジニア(プログラマー)への転職は正しいのか?という視点も加えながら解説します。
【厳しい現実】未経験からのエンジニア転職
エンジニアへ転職する方法を紹介する前に、まずは前提として知っておきたいエンジニア(プログラマー)転職の厳しさから解説します。
これを知っておかないと、エンジニアに転職した後に非常に後悔してしまうことになるので要チェックです。
未経験からエンジニア転職を目指す人の多くは、以下のようなイメージに憧れて「エンジニアになりたい!」「プログラマーになって稼ぎたい!」と考えます。
毎日の通勤、ギリギリの給料。そして、複雑な人間関係に疲れているタイミングでは、上記のようなエンジニア的?な働き方に魅力を感じることでしょう。
ですが、実は上記のような働き方をしているエンジニアは残念ながらスーパーレアです。
実際現役のエンジニアの中でも、日々会社や客先に通勤している人は大勢いますし、土日祝日・夜間対応をこなさなければならないエンジニアもいます。それでも給料が上がらずエンジニアを辞めて他の業種へ転職する人も少なくありません。
エンジニアの現実は分かりやすくまとめると以下の通りになります。
ご覧のように、エンジニアという職業は決して楽な仕事ではありません。
「今の仕事がつらいから・・・」「何となくエンジニアがかっこいいから・・・」といったような安易な理由「だけ」でエンジニアやプログラマーへ転職するのはおすすめしません。もしかしたら、今の職場/仕事の方が向いているかも・・・?です。
今の仕事と比較し、本当にエンジニア転職が自分にとってベストな選択なのか?を1から再考してみましょう。
そのうえで、知っておきたいIT業界の特筆すべきメリットも存在します。
この時点で何となくエンジニアは違うかも・・・と思った方も、このメリットだけは頭に入れておいてほしいのです。
次の章ではそのメリットについて解説しておきます。
エンジニア(プログラマー)になるメリット
エンジニア(プログラマー)になるメリット。それは「実力次第で」高収入・自由な働き方を手に入れられるという点です。
大多数の日本企業の場合は未だに「年功序列」の給与体系を採用していますが、エンジニア(プログラマー)の世界は完全に実力主義で給料が決定されます。
実力さえあれば、好きな時に好きなだけ働いて、好きな仕事を選ぶことができる可能性があります。
エンジニア以外の多くの職業では、抜きんでた実力があっても多少給料が良くなるぐらいで、自由に出社スタイルを変えることは難しい場合がほとんど。給料も働き方も年功序列で決まっていくことが一般的です。
エンジニアの世界では「職場に長くいるから給料が高いといった」ようなことは決してありません。
エンジニア(プログラマー)の世界が実力主義といわれる背景には以下の2つの業界的な要因があります。
要因①:エンジニア(プログラマー)の評価は「成果物」で判断
エンジニアの評価は基本的に成果物を基準に行われます。
成果物とは、普段の仕事の中で作成するプログラムやWebサービス/企業システム、またはそのサービスが生んだ価値のこと。
決まった予算や時間の中で「どれだけ良いサービスを構築できたか?」「どれだけ効率的なプログラムを書いたか?」「どれだけの利用者を増やすことができたか?」―。この基準を基にエンジニアの評価が決定されます。
逆に言えば、IT業界の性質上「成果物」以外での評価は難しいとも言えます。
したがって、勤続年数や職位・学歴などは一切通用しません。東大卒のエンジニアより、高卒エンジニアの方が良いプログラムを書けば、そのほうが良い給与をもらえるのです。
要因②:エンジニアの世界は「経験がものを言わない」
IT業界の技術革新のスピードには凄まじいものがあります。少し前まで世界の主流とまで言われたような技術が、少し経つと完全にまた別の技術に置き換わってしまう・・・というようなことが頻繁に起きます。
したがって他の業界と比較すると、IT業界は「過去の経験がものを言う」世界ではないと言えます。長年現場で培ってきた勘や経験・知識がいつまでも通用しないので、「その職場に長くいるから」というアドバンテージが得られない業界がIT業界(エンジニア職)なのです。
RPA/クラウド/ブロックチェーン/AI など、近年多くの企業で採用されている最新のIT技術も10年前まではどのエンジニアも完全に使いこなすことはできていませんでした。
以上を踏まえると、今から未経験でエンジニアに転職したとしても、あなたの学習量次第であっという間に追いつき、もしくは追い抜くことも可能です。転職後3年でどこかの分野のエキスパートと呼ばれることも可能性も。
ここで、エンジニアになるメリット/デメリットを整理しておきます。
以上の点を踏まえると、エンジニアに転職して成功を収めたいのであれば、確固たるITスキルを身につけることが必要条件となります。
もし、楽に(勉強せずに)高収入なエンジニアを目指そうとしている方は残念ながらエンジニアではない別の業種を考えるべきでしょう。
未経験でエンジニア転職するための3プラン
以上の実情を踏まえたうえで「それでも自分はエンジニアになりたいんだ!」という方へ。
この章からはいかに現実的にエンジニアへの転職を成功させるか?を解説していきます。
ステップ1:ITスキルを磨く(プログラミング言語の習得/資格取得)
現実的に未経験からのエンジニア転職を成功させる最初のステップ。それは実力・技術力を磨くことです。
何度もお伝えしているように、実力がないまま転職活動を始めてしまうと、仮に転職できたとしても転職先の会社で非常につらい思いをすることになります。
プランA:独学で学ぶ (書籍学習・無料のWebサイトで学ぶ)
今はプログラミング勉強用のWebサイトやIT技術を詳しく解説した書籍が数多く存在するので、独学でプログラミング言語を習得したり、IT系の資格勉強を行うことが可能です。
例えば国立大学の情報系の授業で利用されているPythonの教材なども無料でDLすることが可能。これらの教材や無料で学べるWebサイトを利用して0から一人で勉強を進める方法です。
ただし、未経験でいきなり自分で学習する場合は以下のようなデメリットもありますので、本当に独学で大丈夫そうなのか?は慎重に判断しましょう。
IT系の資格は大きく2つに分類することができます。1つが、経済産業省や独立行政法人などが主管する公的資格(国家資格)。もう1つが、企業が主催するベンダー資格。
以下のページでは、ITエンジニアを目指す方であれば取得しておきたい資格を国家資格orベンダー資格を難易度や、認知度などの観点から総合的に評価しご紹介しています。
自分の性格や能力を踏まえて難しいと感じる方はプランBを選択することをおすすめします。
プランB: プログラミングスクールで学ぶ
プログラミングスクールとは、オンラインやオフラインで特定のプログラミング言語を特定の期間で習得するための有料のスクールです。
独学で勉強するのに比べると「割高」なので、逆に以下のような強みがあります。
以下の記事では数あるプログラミングスクールの中から「未経験の方におすすめできる」スクールを3つ厳選してご紹介しています。
プログラミングスクールと言ってもかなり悪質なスクールもあるので、もし始めてみたい!という方は必ず以下のページをご覧になってください。
ステップ2:実績を揃える←転職活動の準備
ステップ1で身につけたITスキルを「証明」するものとして、ステップ2ではエンジニアとしての実績を揃えましょう。
実績を豊富にそろえることで、同じ未経験でも入社できる会社のレベルが変わってきます。
ステップ3:転職活動を行う
ステップ1・2をクリアしたタイミングでいよいよ転職活動をスタートさせます。
この際、ステップ2の実績の有無で大きく結果が異なります。
番外編:転職保証のプログラミングスクールを利用する
最後に転職保証が付いたプログラミングスクールの利用についてご紹介します。
実はここまで説明してきた3ステップは、転職保証付きのプログラミングスクールで行うカリキュラムとほぼ同一の内容です。
完全に同一というわけではありませんが、どこのスクールもIT技術を重視し、現場で使える実践力を培うためのカリキュラムが組まれています。
もし自力で3ステップをこなす自信がなければ、転職保証付きのプログラミングスクールを利用するのをおすすめします。
ただし、プログラミングスクールを利用すれば必ずうまくいく!というのは大きな誤りです。あえて最後の番外編としてプログラミングスクールを紹介する理由は以下の通りです。
そのうえで、以上をすべて把握したうえで転職保証付きのスクールを利用したい!という方のためにおすすめのスクールを3つに絞って解説しておきます。
DMM WEBCAMP PRO
DMM WEBCAMP COMMITは転職、就職を保証しており、未経験からIT業界へ転職、就職を求めている方へおすすめのスクールです。
最大のポイントは、経済産業省の第四次産業革命スキル習得講座、厚生労働省指定の専門実践教育訓練給付金制度の対象講座に認定されているという点。玉石混淆のプログラミングスクールの中で、数少ない国の認定を受けているという点が特徴です。
国からの給付を受けて学べるため、その分自己負担額もグッと減らすことができます。
気になった方はまずは無料で相談してみましょう!
GEEK JOB
選考時にPRできる成果物(ポートフォリオ)を用意したい人であれば GEEK JOB が一番おすすめです。カリキュラムに組み込まれているため、その分転職成功率も高い!というのが特徴です。
完全にオンラインで対応しているので、自宅で集中しながらスキルを身につけたい!という方におすすめのスクールです。
ただし、就職先は関東の一都三県に限定されるため、地方で働きたい…という方にはお勧めできません。
CODEGYM ISA
CODEGYM ISAは入会金・授業料が完全無料のプログラミングスクールです。
転職に成功した場合には月給から一定の割合で出世払いを行うというISA契約を結ぶことで、無料のスクール運営を実現している点が特徴。
出世払いというと、その分後からお金を払わなくてはいけない・・・。という負担を感じてしまいがちですが、出世払いの方が「リスクを最小化」することができます。
万が一転職に失敗してしまう・・・という恐怖から解放されて技術力を磨くことだけに時間を投資できるのがCODEGYM ISAのおすすめポイントです。
また、スクール運営側から見ると転職希望者の成功がそのままスクールの利益となります。したがって、決して適当なサポートをすることはない!と言い切ることができます。