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【2019年】現場目線―おすすめIT資格一覧

IT系の職種(ITコンサルやエンジニア・プログラマー)を目指す場合、やはり気になるのが「今どの資格を取るべきなのか?」ということ。

資格なんているの?現場では役立たない・・・。資格持っていても「できる奴」とは限らない。

なんていう声と

資格は「証明」になる。資格すら取れていないのにその人の何を信じればよいのか?。

という声、資格に対する声はいつでも賛否両論ですが、この記事では「資格肯定派」の立場から、①なぜ資格が重要なのか?②どの資格を取得しておくべきか?そのうえで、③どうやって勉強していくべきなのか?を整理していきます。

なぜ資格が重要なのか?

そもそもIT系職種に就くものにとって「資格」は必要なのでしょうか?

スキルさえあれば問題ないのでは? 実務で求められる知識・スキルと、資格取得のために求められる知識・スキルは全然違うのでは?

まずは、そんな疑問をクリアにしておきましょう。結論から言うと、IT系の現場において資格が重要となる理由は次の3つです。

① 「客観的」なスキル証明となること

② 「普遍的」な知識を獲得できること

③ 「やりたいこと」のアピールになること

一つひとつ詳しく解説していきます。

理由① 「客観的」なスキル証明となること

第1の理由は言わずもがな、ですね。

資格は「客観的」なスキル証明となります。例えばですが、以下の2名のうち、どちらかを採用することになった場合、あなたはどちらを採用するでしょうか?

Aさん・・・システムエンジニア志望 / 英検2級

Bさん・・・システムエンジニア志望 / 基本情報技術者・Java SE8

言うまでもなくBさんを採用するはずです。もしあなたが、基本情報技術者を受けたことがなくても、さらにJava SE8という資格の中身を知らなくてもそうするはずです。

「資格」というだけで、その中身を知らない人にとっても「なんとなくすごそう」という印象を持たせることができます。それぐらい「普遍性」があるのが「資格」という証明なのです。

余談:なんとなくすごそうと思われがちな資格

余談ですが、資格の内容を知っている人(合格者)ほど、その価値を低く見積もりがちです。

① 基本情報技術者

② 各種ベンダー資格

③ 簿記2級

この3つは、合格者からいうと「まあ、取れて当然だよね」となりますが、中身を知らない人(※その資格を受験したことがない人など)からは「すごいなあ」となりがちです。(体験談)

どこの会社も最終的には、人事部が採用権を持っているのが普通です。人事部といっても、IT資格を保有しているわけではないため、それっぽい資格をもっているだけで「おおっ」となりやすいのでポイントです。

理由②  「普遍的」な知識を獲得できること

第2の理由がこれです。資格は全国共通の単語・共通の出題分野であるのが普通のため、知識の偏りを修正しやすいというメリットを持ちます。

こんなことありませんか?

その会社や現場でしか使えない共通単語ありませんか?

今まで聞いた話でいうと「LT」が衝撃でした。皆さん何か分かりますか?これは「Landing Time」の略?で、出勤時間を言うらしいです。LT11:00です、みたいな。

こういうのって、ITの現場(に限らない?)で往々にして起こりがちです。

また、単語は共通でもその現場では意味が異なる場合もあります。例えば「デバッグ」(※本来はプログラムの中身を調査する)を、「レビュー」の意味で使っている、なんてことがありました。この資料デバッグしてください、なんて言われた日には「????」にしかなりませんよね。

こういうことを無くすことができるメリットが資格にはあります。IT系資格に合格するには、単語の意味を正確に覚える必要性が出てきます。このとき「あっ!デバッグってこういう意味なんだ・・・」というのに割と多く出会うことでしょう。

転職したときや、新しい現場に配属されるとき「恥ずかしい失敗」の回避となるかもしれません。

知識の偏りを矯正できる

1つの会社、1つの現場に長くいる人が陥りがちなのが知識・スキルの極端化。

会計システムのみをやってきた人が、人事システムで苦労する。あるシステム開発のエキスパートが、他のシステムでは「ど素人」―。なんてことがIT系の会社では起こりがちです。

特にその会社特有の業務ロジックが組み込まれていたり、その会社特有のシステム利用をしている場合などでは、自分自身のスキルもその会社・現場に特化したものとなってしまいます。その会社・現場でしか通用しない知識・スキルのみが身についていく、ということです。結果、スキルに汎用性がなくなってしまいます。

資格取得に向けて学習を進めれば、自分自身のスキル・知識の偏りを矯正することが可能です。また、基本情報技術者などの総論系の資格勉強をすれば、今自分が従事している仕事が大枠の中のどこに位置するものなのかを把握することができるでしょう。

大枠からみれば、自分は「フロントエンジニア」なのか、「インフラエンジニア」なのか。そのレベルであっても、自分が今立っている場所を把握することができれば、日々の業務の中で獲得していく知識も体系だったものとなります。

結論、資格勉強はメリットはあってもデメリットはありません。有益です。資格取得には賛否両論ありますが、総論的に言えば「メリット」であると言えます。

さらに、その上で資格にはもう一つメリットがあります。「やりたいこと」のアピールができるということです。

理由③ 「やりたいこと」のアピールになること

これは、3つの理由の中で最も重要かもしれません。

先ほどの例をもう一度見てみましょう。以下の二人、どちらが「やる気」がありそうですか?(主観的に)

Aさん・・・システムエンジニア志望 / 英検2級

Bさん・・・システムエンジニア志望 / 基本情報技術者・Java SE8

もし、海外留学の面接であれば圧倒的にAさんです。しかしながら、IT系の会社であればBさんになるでしょう。

会社の採用方針によっては、IT系企業でもBさんを書類選考で落とすことがないとは言えません。しかし、感情に素直になれば、Bさんのことは落としづらいはずです。

資格には「やりたいこと」をアピールする力があります。もし、IT企業が新卒採用でAさんとBさん、二人を比べたら「やる気」の面では、Bさんを評価するはずです。

さらに、その会社が「java開発」を多く手掛けていたとすれば、さらにBさんへの評価は上がるはずです。うちの会社は人手が足りているが、、、わざわざjavaの資格を取ってきてくれているのは、ありがたい―。この気持ちはだれにでもあるものです。

この話は、採用のときだけに通じる話ではありません。もし自分が「プロジェクトマネージャー」になりたいと思ったときに、「なりたいです!」と声を上げるだけなのか、それとも「プロジェクトマネージャー」に関する資格を取得した上での発言なのかで、結果は変わります。

「資格」には自分の指向性をアピールする力があります。

結論:資格を取得するデメリットはない

資格の取得に「損」はありません。①「客観的」なスキルの証明になり、②「普遍的」なスキル獲得につながる―。さらに③自分の「やりたいこと」のアピールにもなる。これだけ見れば、メリットしかないように思えますよね。

ただし、条件があります。

それは「どの資格を取るか」を誤ってはいけない、ということです。

資格にもよりますが、1つの資格を取得するにはある程度の時間が必要になってきますよね。100時間なのか、1000時間なのか。程度の差こそあれ、価値ある資格はどれもある程度の時間を必要とします。

ITコンサルタント、システムエンジニア、プログラマーになりたいと思っている人が漢字検定1級を取得したとします。事実として、それだけ見れば「損」ではありません。(持っていること自体に損はないわけです。)

しかし、資格取得のために費やした時間(仮に100時間だとします)は、結構もったいないです。100時間費やしたとしても、それはエンジニアという肩書を助けるものではありません。ましてや、エンジニア志望の指向性をアピールをすることにもならなければ、エンジニアとしてのスキル向上に寄与することにもなりません。

その分、プログラミング関連の資格試験を受けていれば、、、と思うことでしょう。

IT系の職種でエキスパートを目指すのであれば、その分野の資格を取得していく必要があります。ここからは、IT資格を取得する3つのメリットにかなったおすすめの資格を紹介していきたいと思います。

おすすめIT系資格5選

経済産業省や行政法人などが主管する公的資格と、企業が主催するベンダー資格の中から、幅広い分野で応用が利く資格を紹介します。

① 基本情報技術者

まず、なんといってもこれは外せない資格です。

SEの登竜門と位置づけられている資格といっても過言ではありません。Twitterなどでよく見かけるのが「基本情報は取るべきですか?」議論。

結論取るべきです。理由はこれまで解説してきた「資格を取得すべき理由」に全て合致しますし、「基本情報技術者試験」は取得するのに時間がかかりません。

つまり

悩んでいる時間があれば、勉強して合格したほうが早い!

です。

実際には、1週間もあれば資格取得が可能です(もちろん、それまでのある程度の素養は必要となりますが。)ので、早速挑戦してみてはいかがでしょうか?

ちなみに、詳しい勉強法はこちらで解説しておりますので、是非ご覧ください。

本試験に関する公式ホームページはこちらです。過去に出題された問題、合格率などはこちらから確認することができます。

② 応用情報技術者

こちらの資格は、簡単に説明すると「基本情報技術者」の上位版です。

出題される問題は、基本情報技術者に合格するレベルの知識を前提としたものとなっています。部分的には「応用情報の方が楽だ!」なんて言う人もいますが、基本情報技術者に落ちたけど応用情報技術者に合格した人を周りで見たことはありません。

基本情報技術者は、IT系人材の中では割と多くの取得者が存在しております。これは、筆者の感覚値ですが「どの規模の会社でも」「どの年代でも」保持者が存在しているようなイメージです。

一方で、応用情報技術者の合格者をあまり見かけることがありません。(これも感覚値ですが・・・)受験者数自体、基本情報技術者より約5万人ほど少ないこともありますが、応用情報技術者は「かなり技術を知っている人」に限られるような気がします。

そのため、この資格を持っていれば「技術に詳しい」こと、や「IT系人材のスキルを伸ばしたいことのアピール」になりやすいのです。「応用情報技術者に合格する」というのは一定の評価を得ることができます。

③ PMP(ITコンサル志望者向け)

Project Management Professionalの略であり、プロジェクト管理に関する国際資格です。大手コンサル会社をはじめ、商社やメーカーでもマネージャー以上は取得が義務化されているほど知名度が高く、国際的にも一定の評価を得ることができます。

資格を取得するには、ペーパー試験をクリアする必要もありますが、一定の実務経験があることを必要とします。つまり、このページをご覧になっている方は大半が「ITビギナー」のため、受験資格すらない可能性が高いです。

詳しい受験資格や出題内容についてはこちらをご覧ください。

直接的にITの技術を問われるわけではありませんが、ITコンサル志望者、プロジェクトマネージャー向けの資格であることは間違いありません。

④  プロジェクトマネージャ試験

PMPの受験資格がない方はこちらの受験がおすすめです。

HPを参照すると、この資格の副題は「ITプロジェクトの成功請負人」とあります。その副題が示す通り、この資格を取得すればITのプロジェクト運営のスキルを証明することができます。

プロジェクトマネージャーというと、WBSやガントチャートなどのPM知識だけを問われるのかと思いきや、システム系の知識も必要とされる試験です。

この資格を持っていると、どの会社でも「即戦力」とみなされます。なぜならどのようなシステム・プロジェクトにも通用するスキルや知識を有していることを証明できるためです。受験者数自体、基本情報技術者や応用情報技術者と比較して圧倒的に少ないのですが、それでも毎回1万人以上が受験しています。

この1万人というのは、どの企業でもマネージャー(課長クラス)への昇進を控えた人たちの割合が多いため、その分資格の価値も上がります。最終的には、PMPを取得することを前提とし、その前段として本試験を活用しマネージャーへの足掛かりとするのはいかがでしょうか?

この試験に関する公式ホームページはこちらです。

⑤ 各種ベンダー資格

さて、最後は少しマイナーな資格の紹介をします。

これまでは、基本情報技術者やPMPなど公的機関が主管し、その価値が「公的に」担保されている資格でした。

「公的に」認められている資格とは、「どの会社でも」「どのIT分野でも」通用する資格であるということです。

基本情報技術者を取得していれば、多くの企業で資格に対する給与の上乗せがありますし、応用情報技術者・プロジェクトマネージャーなどは昇進条件になっている場合もあります。結論、持っていて損はないIT資格です。

一方でベンダー資格というのは、企業が主管する資格であり、広く一般的に価値が通用するわけではありません。自分が所属する会社や専門によって、その価値は変動しやすい資格といえるでしょう。

ただし、逆に言えばある特定の分野では「強力な価値」を発揮します。その資格を取得しているだけで、プロジェクトへの参画が決まったり転職する際の給与ベースが1段上がったりします。

以下に、各種ベンダー資格の代表例を挙げておきます。自分の専門としたい分野の資格を受験してみてはいかがでしょうか?

Microsoft 365 認定試験

マイクロソフト製品に関する資格です。(リンク

オラクルマスター

Oracleが主催する資格。DBとSQLに関する試験です。(リンク

Web検定

WebデザインやWebリテラシーに関する試験です。(リンク

最後に

本ページはIT資格に関する情報を随時収集し、記事自体も更新していきます。ぜひ、ブックマークの上定期的にご確認頂ければ幸いです。