【ABAP】DB操作のための必須知識のなんちゃってカリキュラム

ABAP

SAP―ABAPの特徴。それは、なんといっても「テーブル」でしょう。アドオンテーブルやら、内部テーブルやら初心者にとってはややこしいですよね?

ビューとか、INSERTとかいきなり言われてもよくわかりません・・・。

という人に、いきなりMODIFYの説明をしても理解不能でしょう。ですが、安心してください。このページでまとめてある解説ページを「なんとなく」読めばデータベース関連(テーブル関連)は任せておけ!となれるはずです。

実際、SAP初心者がSAPを難しく感じるのは、そもそもの概念の理解だったりします。概念をなんとなく知っていれば、SAPライブラリを片手にカオスな暗闇を進むことができるようになるでしょう。

本ページでは、当サイトにて解説してきた記事を、前提となる知識順に紹介していきます。

分かるところは飛ばし読みで大丈夫です!

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そもそも「テーブル」って?

「テーブル」と言われてピンとこない方もいらっしゃるかと思います。テーブルを簡単に説明すると、データを保持しているメモリ・データ領域ということになりますが、これは変数・構造も同様です。これらも合わせて基礎的な概念を理解しておくと良いでしょう。

まずは、変数・構造・テーブルの理解をすることで「テーブル」という言葉に対する概念を理解しましょう。

こちらの記事が理解できたら、さらに内部テーブルについて深堀してみましょう。

内部テーブルと一口にいっても、使用用途や仕組みによっていくつかに分類することができます。合わせてこちらのページもご覧ください。

テーブルの種類

SAPのテーブルは以下の3種類に分類することができます。

1.標準テーブル

2.アドオンテーブル

3.内部テーブル

先ほど紹介した記事で扱ったテーブルは3つ目の内部テーブルでした。基本的なイメージは「Excel」で思い浮かべられば、それと同じですが、ここでは標準テーブルとアドオンテーブルについて説明を行います。

標準テーブル

標準テーブルとは、あらかじめSAPで定義されているテーブルです。SAPの標準機能で利用したデータは全てここに保管されます。例えば、会計伝票などが登録されている「BKPF」「BSEG」といったテーブルが代表的です。

アドオンテーブル

アドオンテーブルとは、SAP上に自分で作成したテーブルのことです。基本的な仕組みは、標準テーブルと同様です。したがって、アドオンテーブルの作成方法をマスターしていれば、標準テーブルについても詳細な理解をすることができるようになります。

ここでは、アドオンテーブル作成の手順を紹介した記事を紹介します。ここでテーブルの仕組みを理解すれば、テーブルに関する知識は「なんとなく」完璧になるでしょう。

この辺までの知識を理解していれば、現場に入ってもデータベースに関する基本的な会話がスムーズにできるでしょう。が、SEとして現場に入って活躍したいのであれば、もう少し深いところまで知っておいても良いかもしれません。

テーブルバッファリング

テーブルに保管されているレコード数が多くなるにつれ、処理速度も遅くなります。検索するだけで非常にストレスを感じてしまうテーブルも中には存在してしまうことでしょう。

テーブルバッファリングは、処理速度改善のためにSAPが用意した1つのソリューションです。あまり知っている人は多くない印象ですが、知っていると開発・改修する際の選択肢が広がります。

こちらの記事でテーブルバッファリングについて詳しい解説をしていますので、是非ご覧ください。

DB(データベース)操作

テーブルが何なのか「なんとなく」理解できましたか?

「なんとなく」の理解でOKです。実際にSAPを触りだしたら、その「なんとなく」が大きく育っていくのです。

その上でここからは、ABAPでテーブルのレコードを操作方法の解説です。

データベース処理の構文は「SQL」が有名ですが、ABAPもほとんど同じ構文ルールです。したがって、SQLを知っている人にとっては簡単に理解できるでしょう。

まずは、前提としてABAPで書くSQLについての前提です。

ABAPのSQLは大きく2つに分けることが可能です。1つはオープンSQL、もう1つはネイティブSQLです。普通のABAPerが書くのはオープンSQLですが、そもそものネイティブSQLとの違いを理解しておくと、SAPのデータ管理の仕組みが見えてくるのです。

こちらの記事では、オープンSQLとネイティブSQLの違いを説明しつつ、SAPのデータ管理の基本思想を解説しています。

ABAPで書くSQL文シリーズ

ここからは、具体的な構文ルールを解説していきます。データ処理は大きく分けて「選択」と「更新」「削除」に分けて理解すると良いでしょう。

「選択」はつまりSELECT文―。「更新」「削除」はINSERT文やDELETE文のことです。

構文自体は難しくありません。既に理解している内容であれば、読み飛ばしてくださいね。

SELECT文の基本

SELECT文の基本―。本サイトでは、SELECT-SINGLEから解説しています。

データベースの基礎知識―。内部結合と外部結合についても合わせて理解しておきましょう。

ここまで来れば、あとはデータベースの更新・削除の理解だけです。あれ、ちょっとあれなんだっけ?と思ったら、一度前に戻って読み直してみてくださいね。

INSERT・UPDATE・MODIFY

データベースの更新系の命令です。特にSQL経験者でもMODIFYは聞きなれないかもしれませんね。ぜひ一度ご覧ください。

こう見てみるとABAPはただの英語ですね!

DELETE

最後は、DELETE文です。削除したらレコードは戻らないので扱いには注意が必要です。

これで解説は以上です。いつでも本サイトをご参照下さいね!お待ちしています。

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