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【SAP】転記日付と伝票日付と登録日付の違い

SAPのFI(会計)モジュールにおける伝票日付と転記日付、そして登録日付の違いについて解説します。

システム的に重要な日付のか、重要ではない日付なのかを意識しておかないと入力ミスにつながり、場合によっては取り返しがつきません。

難しくはありませんので、短時間でパッと違いを整理しておきましょう。

それでは早速解説を始めます。

転記日付(Pasting Date)とは?

転記日付は、システム・業務の両面から最も重要な日付です。

転記日付とはその名の通り「転記」を行う日付です。すなわち、取引を行った日付を入力します。

実際の例で言えば、商品を買った日付、売掛金が発生した日付などを入力します。

これは、会社のルールではなく「世界共通のルール」です。簿記の世界での決まり事なので、自由に入力してはいけません。

SAP的には、この日付の「会計期間」がオープンされていないと伝票の登録ができません。例えば2020年の10月の会計期間がオープンされていない場合、転記日付「2020/10/01」での伝票登録は不可です。

転記日付を間違えた場合

転記日付を間違えて登録してしまった場合、SAPは伝票削除ができませんので「反対仕訳」を登録する必要があります。

反対仕訳の手順についてはこちらのページで解説しておりますので、詳しく知りたい方はこちらのページをご覧ください。

伝票日付とは?

伝票日付は、基本システム的にも業務的にも重要な意味を持ちません。SAPの開発会社や、会社で「どのように使うか」を決めて利用する日付です。

なので、どの日付を入力しても問題ありません。現場によっては未来日付だろうが過去日付だろうがなんでも入力できる場合もあります。

伝票日付は、会社独自でルールを定めて利用する日付項目なので、

① 伝票を入力した日

② 入金予定日

③ 支払予定日

など、用途は様々です。

ルールがなければ、どんな日付でもOKです。入力ミスをしても、反対仕訳は必ずしも必要ではありません。

会社のルールを要確認で対応を決めてください。

登録日付とは?

登録日付は、システム的に「その伝票が登録された日」が設定されます。

実際のSAPユーザは目にしませんが、システムを運用する人はよく目にするかもしれません。

登録日付は、SAP標準で登録されるので、それ以外の日付は設定されません。

伝票日付を「伝票を登録した日」として用いている会社であっても、人によって登録される項目なので、例えばシステム的に調査を行いたい場合には、登録日付を参照するのがベストです。