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【Django】render関数の使い方をわかりやすく3分で解説

Django

Djangorender関数とは、HTTPリクエストを受け取り、指定されたテンプレートとデータを使用してHTML形式のHTTPレスポンスを生成する役割を担います。

参考 HTTPリクエスト/レスポンス

簡単に言えば、render関数はクライアントからのリクエストに対して動的にHTMLを生成し、それをレスポンスとして返すための関数。

このページではrender関数の使い方を初心者向けに1からわかりやすくサンプルコード付きでご説明します。

このページで学べる内容
  • render関数の使い方・構文ルール
    • Djangoのビュー(views.py)
    • Djangoのテンプレート
  • render関数を利用する際の注意点

Python/Djangoエンジニアを目指す方であれば知らないと恥ずかしい超・基本知識の1つです。是非最後までご覧ください。

参考 Pythonの基本的な書き方・構文ルール

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Django:render関数とは?

Djangoのrender関数は、HTTPリクエストを処理して、テンプレートを使ってHTTPレスポンスを作成するのに使用されます。render関数はDjangoのテンプレートシステムと強力に統合されており、テンプレートを使ってHTMLを生成することができます。

render関数の構文ルール

render(request, template_name, context)

参考 Python関数の使い方・基本

  1. request:ビュー関数に渡すHTTPリクエストオブジェクト
  2. template_name:描画するテンプレートの名前
  3. context:テンプレートに渡すデータを含む辞書(キーと値のペア)

基本的な構文ルールは上記の通り。実際のサンプルコードを見ていきながら、それぞれの引数の役割、Djangoにおけるrender関数の使い方を確認していきましょう。

render関数の使い方とコツ

Djangoのrender関数は主にviews.pyの中で利用されます。

ビュー関数(クラスベースのビューのメソッド)はHTTPリクエストを受け取り、HTTPレスポンスを返す役割を担います。

図1:Djangoのビュー

↑を実現するためにviews.py中で利用されるのが、render関数。render関数は、テンプレートをレンダリングし、その結果をHTTPレスポンスとして返します。

# myapp/views.py

from django.shortcuts import render

def some_view(request):
    context = {"key": "value"}  # テンプレートに渡すためのデータ
    return render(request, "template_name.html", context)
  1. request:HTTPリクエスト
  2. テンプレート名:描画するテンプレートの名前。ここではtemplate_name.htmlとしています。Djangoは設定で指定されたテンプレートディレクトリを検索し、この名前のテンプレートを探します。
  3. context:テンプレートに渡す辞書。テンプレート内でこれらの値を変数として使用することができます。

参考 import文 / def文

上記の例では、まずdjango.shortcutsからrender関数をインポート。続いて、some_viewというビュー関数を定義しています。そして、render関数はテンプレートとcontextを使ってHTMLを生成し、そのHTMLを含むHTTPレスポンスオブジェクトを返します。

ざっくり図解するとrender関数の役割は以下のようなイメージ。

指定されたビューが呼び出されると事前に定義したrender関数が、画面を描画するための情報を整理しレスポンスするような形です。

Django render関数
図2:Django render関数

render関数を利用する際の注意点

Django初心者が躓きやすいrender関数の注意点を以下に整理します。

上記の通りにコーディングしても、Djangoでうまく画面表示ができない・・・という方は以下のポイントをチェックしましょう!

  1. テンプレートの場所: Djangoは設定ファイル(settings.py)で指定されたディレクトリからテンプレートとなるHTMLファイルを探します。そのため、テンプレートを適切な場所に配置していないと、Djangoはそれを見つけられずにエラーとなります。
  2. テンプレート変数の名前: コンテキストの辞書のキーは、テンプレート内での変数名として使用されます。これらの名前はテンプレート内で衝突しないように、適切に選ぶことが重要。
  3. 存在しない変数の扱い: Djangoテンプレートでは、存在しない変数にアクセスした場合にはデフォルトで何も表示されず、エラーも出ません。これは意図しない結果をもたらす可能性があるので注意が必要。
  4. リクエストオブジェクトの引き渡し: render関数の最初の引数は、現在処理中のHTTPリクエストオブジェクトでなければなりません。これを忘れると、Djangoはエラーを返します。
  5. エスケープと安全性: Djangoテンプレートシステムは、デフォルトで変数の内容をHTMLエスケープします。これはセキュリティ対策として重要な機能ですが、エスケープしたくない場合にはsafeフィルタを使うなどの対策が必要です。

以上のような点に注意しながらrender関数を使用することで、エラーを防ぎ、期待通りの動作を得ることができるでしょう。

Django:render関数のまとめ

以下のサンプルコードは、シンプルなDjangoのWebアプリケーションの一部として、render関数の使い方を示しています。

urls.pyディレクトリ/urls.pyというパスに配置)

from django.urls import path
from . import views  # 同じディレクトリのviews.pyをインポート

urlpatterns = [
    path('', views.home, name='home'),  # ルートURL(http://yourdomain/)へのアクセスをviews.home関数にマッピング
]

参考 urls.pyの役割

views.pyディレクトリ/views.pyというパスに配置)

from django.shortcuts import render

def home(request):
    # 'home.html'というテンプレートを描画し、コンテキストとして空の辞書を渡す
    return render(request, 'home.html', {})

参考 views.pyの役割

home.htmlディレクトリ/templates/home.htmlというパスに配置)

<!DOCTYPE html>
<html>
<head>
    <title>ホームページ</title>
</head>
<body>
    <h1>ようこそ、Djangoのホームページへ!</h1>
</body>
</html>

この例では、ユーザがルートURL(例えばhttp://localhost:8000/)にアクセスすると、homeビュー関数が呼び出されます。この関数では、render関数を使用してhome.htmlテンプレートを描画し、その結果をHTTPレスポンスとして返します。

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