IMAPとは?初心者向けにわかりやすく1分で解説

IT-Skills

IMAP (Internet Message Access Protocol) とは電子メールを受信する際に利用する通信プロトコルです。

IMAPとは わかりやすく
電子メールの仕組み

まずは "メールサーバに届けられた電子メールを閲覧するためのプロトコル" と理解できればOK。

このページでは、簡単に電子メールの仕組みを1からおさらいし、その中でIMAPの役割を理解できるように解説していきます。

このページで学べる内容
  • IMAPとは?
    • 電子メール送受信の仕組み
    • IMAPとPOPの違い

ネットワークエンジニアであれば知らないと恥ずかしい超・基本知識です。是非最後までご覧ください。

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IMAPとは?

IMAP (Internet Message Access Protocol) は電子メールを受信する際に利用します。

電子メールの仕組みを簡単に説明すると以下のような流れになります。

IMAPとは わかりやすく
電子メールの仕組み
電子メール送受信の仕組み
  • ①:作成したメールをメールサーバへ送信(SMTP
  • ②:送信元のメールサーバから受信側のメールサーバへメール転送(SMTP
  • ③:メールサーバと接続しメールを閲覧する(IMAP

IMAPはメールサーバに転送されてきたメールを閲覧するためのプロトコルです。IMAPを利用することでGmailやYahooメールなどログインさえすればどの端末からでもメールを確認することができます。

後述しますが、メール受信プロトコルにはPOP (Post Office Protocol) というプロトコルもあります。POPはメールをクライアントPCにダウンロードするという点、IMAPはメールサーバのメールを閲覧するという点で大きく異なります。

SMTP (Simple Mail Transfer Protocol) 

SMTPとはSimple Mail Transfer Protocolの略でメールを送信するためのプロトコルです。

郵便配達で例えると相手の家のポストまで手紙を届ける役割がSMTP。ポストから手紙を取得するのがPOPやIMAPです。

IMAPとは わかりやすく
電子メールの仕組み

IMAPの特徴

同じメール受信プロトコルとして有名なのがPOPです。

POPはメールサーバに転送されてきた電子メールをクライアントPCにダウンロードする仕組み。設定にもよりますが、電子メールをダウンロードした後はサーバ上の電子メールは削除されます。

POPの仕組み

一方、IMAPの場合は電子メールはメールサーバ上に保管されるという点が特徴です。

IMAP,電子メール

したがってPOPの場合は対象の電子メールは "ダウンロードしたPCでしか閲覧できない" という弱点があったのに対して、IMAPでは職場以外のPCや自宅PC、スマホなどからでも同じ電子メールを閲覧することが可能です。

1つのメール環境を複数の端末から操作できるというのがポイント。

一方で、POPと比較すると電子メールがメールサーバ上で保管される分一定以上のサーバスペックが求められるというデメリットもあります。

IMAPのまとめ
  • IMAPはメールサーバに転送されてきたメールを閲覧・操作するためのプロトコル
  • 同じメール受信プロトコルであるPOPとは異なりIMAPはサーバ上に電子メールが保管される

ネットワークエンジニアとして

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