Pythonの超基本―。四則演算(足し算・引き算・掛け算・割り算)の基本と注意点について解説します。
基本は、算数と全く同じ考え方なのですが、Python独自の四則演算を行う関数などの知識も補足しております。
Python初心者の方にとっては、1番初めに学ぶべき基本知識と言っても過言ではありません。分かりやすくサンプルコード付きで解説しますので、是非最後までご覧ください。
Python:四則演算(基本の計算)
Pythonでの四則演算(足し算・引き算・掛け算・割り算)の方法から解説します。
加算/足し算(+)
print(2 + 4) # 6
+演算子を利用するだけ。
print(2 + 4.2) # 6.2
小数点の計算も可能です。
減算/引き算(-)
print(6 - 2) # 4
-演算子を利用するだけです。
print(6 - 2.4) # 3.6
足し算同様、小数点以下の計算も可能です。
乗算/掛け算(*)
print(6 * 2) # 12
掛け算は、*演算子を利用します。
print(5 * 2.1) # 10.5
足し算・引き算同様、少数の計算も可能です。
除算/割り算(/)
print(10 / 2) # 5
割り算は、/演算子を利用します。
print(10 / 3) # 3.3333333333333335
割り切れない数は、ある一定の少数まで割り続けて答えを返してくれます。
割り算の答えの「整数部分のみ」(//)
割り算の整数部分のみを返したい場合は、//演算子を利用します。
print(10 / 3) print(10 // 3) # 3.3333333333333335 # 3
もともと、Python2では/演算子を利用すると、商の整数部分のみが返ってくる仕様でした。
ただし、Python3では、//演算子が追加されたため、利用目的に応じて使い分けることが可能になりました。
割り算の剰余(%)
割り算の剰余(余り)を返すこともできます。
print(10 % 3) # 10/3⇒3あまり1 print(10 % 4) # 10/4⇒2あまり2 # 2 # 1
%演算子を利用するだけでOK。
この計算は、整数のグループ分け(3の倍数、4の倍数などを分類)する際に用いることができます。
また、//演算子と合わせて、商と剰余を求めるような使い方も多い印象です。
print(10 // 3) print(10 % 3) # 3 # 1
Python:divmod関数
ここで、divmod関数を紹介しておきます。
divmod関数は、商と剰余を同時に求めることができる便利な組み込み関数です。
divmod(10,3) # (3 , 1)
print(10 // 3) print(10 % 3) print(divmod(10,3))
タプルとは、ザックリ言うと「データのまとまり」です。
複数の値を代入することが可能な変数だと理解してしまってOK。 同じようなデータ構造に配列がありますが、タプルは配列と異なり要素の変更ができません。
詳しい解説はこちらをご覧ください。
べき乗/累乗(**)
累乗を計算するには、**演算子を利用します。
print(2 ** 2) print(2 ** 3) print(2 ** 4) # 4 # 8 # 16
0の0乗は1と定義されていたりします。特殊な累乗については、以下のサンプルコードをご覧ください。
print(2 ** -1) print(2 ** 0.1) print(0 ** 0) # 0.5 # 1.0717734625362931 # 1
ZeroDivisionError
初心者の方ほど陥りやすい罠の1つ。
0で割り算をしてしまう場合に発生するのが、ZeroDivisionErrorです。
print(10 / 0) # ZeroDivisionError: division by zero
ZeroDivisionErrorが発生する場合には、どこかの計算ロジックが0で割り算するようになっているということ。
Pythonでは、計算に伴うエラーはほとんどが「 ZeroDivisionError 」であるため、この点にだけ注意しておけばOK。
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