【Python】データ構造(リスト・タプル・辞書・集合)の基本を1分で解説

Python

Pythonにおけるデータ構造(リスト・タプル・辞書・集合)の基本を初心者向けに整理して解説します。

Pythonのデータ構造の基本を理解することで、コーディングの幅をぐっと広げることが可能です。

このページで学べる内容
  • ①リスト(list)の基本
    • リストの追加・削除方法
  • ②タプル(tuple)基本
    • 追加削除はできる?
  • ③辞書(dictionary)の基本
  • ④セット(set)の基本

Pythonエンジニアを目指す方であれば知らないと恥ずかしい超・基本知識です。このページで解説している内容は確実に理解しておきましょう。

さっそく、データ構造の基本リスト(list)から解説します。

スポンサーリンク

Python:リスト(list)とは?

リストとは、いわゆる配列のことです。

「配列」を初心者向けに解説すると

配列とは、ザックリ言うと「データのまとまり」です。

複数の値を代入することが可能な変数だと理解してしまってOKです。

配列に格納した1つ1つの値のことを「要素」、それぞれの要素の位置のことを「要素番号 / インデックスindex)」呼びます。

インデックスは、左から順番に0から始まる連番で管理します。

リスト(list)の宣言

リストの定義は [ ]を利用します。各要素は、「,(カンマ)」で区切ります。

list = ["あいうえお","かきくえこ","さしすせそ"]
print(list[0])         # 0番目の要素を表示
print(list[1])         # 1番目の要素を表示
print(list[2])         # 2番目の要素を表示

# 結果はこちら
"""
あいうえお
かきくえこ
さしすせそ
"""

リスト:要素の変更

要素を変更することもできます。

list = ["あいうえお","かきくえこ","さしすせそ"]
list[2] = "たちつてと" # 2番目の要素を変更
print(list)


# 結果はこちら
# ['あいうえお', 'かきくえこ', 'たちつてと']

同様に、要素を追加することも削除することもできます。

Python:タプル(tuple) とは?

タプルも基本的には配列と同じ考え方です。

ただし、リストと異なり要素の変更ができません。

tuple = ("あいうえお","かきくけこ","さしすせそ")
tuple(0) = "たちつてと"  # 要素を変更しようとすると・・・

SyntaxError(構文エラー)が発生します。

また、要素の追加も削除も同様にエラーになります。

タプル(tuple)の宣言

リストは [ ] を用いましたが、タプルは ( ) で定義します。

それ以外はリストと同じです。

tuple = ("あいうえお","かきくけこ","さしすせそ")
print(tuple[0])  # 0番目の要素を表示
print(tuple[1])  # 1番目の要素を表示
print(tuple[2])  # 2番目の要素を表示


# 結果はこちら
"""
あいうえお
かきくえこ
さしすせそ
"""

Python:辞書(dictionary)とは?

辞書(dictionary)とは、keyとvalueの組み合わせが含まれているデータのことです。

これは、サンプルコードを見たほうが分かりやすいので、サンプルコードをご覧ください。

city = {
    '東京'  :"東京", 
    '神奈川':"横浜", 
    '大阪'  :"大阪", 
    '愛知'  :"名古屋", 
    '北海道':"札幌",
}

print(city['神奈川']) # キー「神奈川」の値を表示
print(city['愛知'])    # キー「愛知」の値を表示


# 結果はこちら
"""
横浜
名古屋
"""

辞書は、あとから変更・追加・削除が可能です。

city = {
    '東京'  :"東京", 
    '神奈川':"横浜", 
    '大阪'  :"大阪", 
    '愛知'  :"名古屋", 
    '北海道':"札幌",
}

city['神奈川'] = 'YOKOHAMA'  # キー神奈川の値を変更

print(city['神奈川'])


# 結果はこちら
"""
YOKOHAMA
"""

Python:集合(set)とは?

1番利用頻度が低いです。

要素(set)は、リストと似ているのですが、まず1点目の違いとして、要素番号/インデックスが存在しません

set_sample = {"あ","い","う","え","お"}
print(set_sample)

# 結果はこちら
"""
{'え', 'あ', 'い', 'お', 'う'}
"""

ご覧のように、表示された際の順番が全くバラバラです。プログラムの実行ごとに毎回異なる順番で表示されます。

2点目の相違は、リストと異なり要素の重複が許されないという点です。

set_sample = {"あ","い","う","え","お","お","お",}
print(set_sample)


# 結果はこちら
"""
{'え', 'あ', 'い', 'お', 'う'}
"""

要素が5つしか表示されていません。これは、重複した要素が認識されないためです。

Pythonを1から学習したい方は

Pythonをより実践的に学びたい―。実際にコーディングをしながら学びたい―。独学に限界を感じている―。

そんな方には、無料体験/オンライン完結もあるプログラミングスクールで学ぶのがおすすめです。都度検索しながら知識を補完していくのではなく、1から体系立てて学ぶことで短時間・かつ効率的にスキルハックすることが可能です。

各プログラミングスクールの特徴をまとめた記事をこちらに記載しておきますので、是非ご覧ください。

このWebサイトは現役のエンジニアが以下3点を目的として運営しています。

  1. 勉強:一度理解した内容を忘れないように。
    アウトプットは「最強のインプット」である!
  2. 備忘:忘れたとしても後から見返せるように。
    未来の自分への「お手紙」を書いています。
  3. 共有:〇〇ってこうだったんだ!の感動をシェアできるように。
    あなたの知識は誰かにとっての「価値ある情報」です。

副業ブログの始め方はこちらから

スポンサーリンク
Python
ビズドットオンラインをフォローする
blank
ビズドットオンライン
タイトルとURLをコピーしました