HTMLには情報を整理して見やすく表示するためのリスト(箇条書き)があります。この記事では、無順序リスト(ulタグ)、順序付きリスト(olタグ)、そしてリスト項目(liタグ)の使い方を3分でわかりやすく解説します。
<!-- 無順序リスト --> <ul> <li>アイテム1</li> <li>アイテム2</li> <li>アイテム3</li> </ul> <!-- 順序付きリスト --> <ol> <li>アイテム1</li> <li>アイテム2</li> <li>アイテム3</li> </ol>
これらのタグを理解することで、Webページに効果的なリストを追加できるようになります。
参考 HTMLとは?
Webエンジニアを目指す方であれば知らないと恥ずかしい超・基本知識の1つです。是非最後までご覧ください。
HTML:リスト(箇条書き)とは
リストタグは、情報を整理し、読者にとってわかりやすく表示するために役立ちます。ulタグ・olタグ・liタグの解説の前にまずはリストのイメージから確認しておきましょう。
完成イメージ:パターン1
<ul> <li>Chrome</li> <li>Internet Explorer</li> <li>Firefox</li> </ul>
完成イメージ:パターン2
<ol> <li>Chrome</li> <li>Internet Explorer</li> <li>Firefox</li> </ol>
ご覧のようにHTMLにおけるリスト(箇条書き)はulタグ・olタグ・liタグの3つのタグを組み合わせて利用していることが分かります。
このページでは3つのタグの意味と使い方・使い分けをご説明します。
【HTML】ul・ol・li タグの使い方
ul・ol・li タグの使い方の要点は3つ。
無順序リスト(ulタグ)
無順序リストは、順序を持たないリストで、項目にマーカー(通常は点)が表示されます。以下のように<ul>
タグと<li>
タグを組み合わせて使用します。
<ul> <li>アイテム1</li> <li>アイテム2</li> <li>アイテム3</li> </ul>
ulタグでリスト(箇条書き)の枠を作って、実際に箇条書きしたい内容をliタグを利用して網羅していくイメージ。
無順序リストは、項目の順序が重要でない場合に使用します。例えば、Webページで特徴や利点をリストアップする際に便利です。
具体例: 製品の特徴リスト
<ul> <li>軽量で持ち運びが簡単</li> <li>高速充電機能付き</li> <li>耐水性がある</li> </ul>
順序付きリスト(olタグ)
順序付きリストは、順序が重要なリストで、項目に番号が表示されます。以下のように<ol>
タグと<li>
タグを組み合わせて使用します。
<ol> <li>アイテム1</li> <li>アイテム2</li> <li>アイテム3</li> </ol>
順序付きリストは、手順やランキングなど、項目の順序が重要な場合に使用します。例えば、レシピの手順や、ランキング記事で活用できます。
具体例: レシピの手順
<ol> <li>材料を揃える</li> <li>野菜を切る</li> <li>鍋に油を熱し、野菜を炒める</li> <li>調味料を加え、煮込む</li> <li>盛り付けて完成</li> </ol>
この例では、最初に無順序リスト(ulタグ)を作成して、フルーツと野菜の2つのカテゴリを定義しています。次に、フルーツの項目には順序付きリスト(olタグ)を入れ子にし、リンゴ、バナナ、オレンジという3つの項目を番号付きで表示しています。野菜の項目には、別の無順序リスト(ulタグ)を入れ子にして、キャベツ、トマト、ニンジンという3つの項目を点でマークされた形式で表示しています。
olタグ:type属性
type属性を用いることで、olタグ(順序付きリスト)に表示される数字の形式を変更することができます。
参考 タグの属性とは?
HTML5では、type
属性は<ol>
タグにおいてサポートされていますが、<ul>
タグではサポートされていません。この章では<ol>
タグのtype
属性の使い方について解説します。
以下に、type
属性を使用した順序付きリストの例を示します。
<ol type="1"> <li>項目1</li> <li>項目2</li> <li>項目3</li> </ol>
以下に、<ol>
タグのtype
属性に設定できる値とその説明を表形式で示します。
属性値 | 説明 |
---|---|
1 | アラビア数字で項目に番号を付けます(デフォルト)。 |
A | 大文字のアルファベットで項目に番号を付けます。 |
a | 小文字のアルファベットで項目に番号を付けます。 |
I | 大文字のローマ数字で項目に番号を付けます。 |
i | 小文字のローマ数字で項目に番号を付けます。 |
ただし、現代のWebデザインでは、CSSを使用してリストのスタイルを変更することが一般的です。
type
属性よりもCSSを使用することで、より柔軟で効果的なスタイルの制御が可能になります。そのため、実際のWeb開発では、type
属性よりもCSSでリストのスタイルを変更することが多いです。
参考 CSSとは?
例えば、以下のようにCSSを使用して順序付きリストのマーカーを大文字のアルファベットに変更できます。
<!DOCTYPE html> <html lang="en"> <head> <meta charset="UTF-8"> <meta name="viewport" content="width=device-width, initial-scale=1.0"> <title>Ordered List Example</title> <style> ol { list-style-type: upper-alpha; } </style> </head> <body> <ol> <li>項目1</li> <li>項目2</li> <li>項目3</li> </ol> </body> </html>
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